お昼過ぎにいらしたお客さんの話

昼過ぎにいらしたお客さんの話。年末にテレビが壊れた。購入した電気店に修理に来てもらい、部品を取り換えたが治らなかった。それで別の部品を取り寄せて交換したが、やはりだめ。ぼくたちはテレビのない日々を過ごした。だがそれは思いがけず新鮮な日々だった。そしてしみじみ反省した。ぼくたちの生活はテレビに洗脳され、コントロールされていたのだと。でも、テレビの修理が終わったとたん、もとの生活に戻ってしまった