梅雨は明けたのでしょうか

病院の駐車場でヨッパライ某を待つ間、退屈なので本を読む。夏は、特に今日みたいな蒸し暑い日には、まだクーラーがなかった頃の日本の作家の随筆を読むと気が和む。今日は寺田寅彦「科学者とあたま」、矢内原忠雄「読書と著書」、夏目漱石「硝子戸の中」を読んだ。「科学者とあたま」にはこんなことが書いてあって、なるほど、と思う。
「頭のいい人には恋ができない。恋は盲目である。科学者になるには自然を恋人としなければならない。自然はやはり、その恋人にのみ真心を打ち明けるものである」

昼食は、蒸し暑いので怪獣池近くのソーメン流しに行くことを考えたが、夕食をスパゲティにするつもりだったので、山の途中にあるベーグルのおいしい店に行くことになった。麺類を続けて食べるのはチトつらいし。今夜なぜスパゲティにすることになったのかというと、真っ赤に熟した大きなトマトを3個もらったから

夕食の材料をそろえるため、いつも魚フライを食べに行く、海のそばの物産館に寄った。時間が遅かったせいか、野菜はほとんど売り切れ、鮮魚もほとんどなかった。ミズイカが少し残っていたので、ちょっと高かったけどそれを買った

というわけで、夕食は新鮮なトマトと新鮮なミズイカとキノコのパスタ。いただき物のピーマンもあったので、それも沢山入れた。ヨッパライ某が、すごくおいしい!とほめてくれたが、ぼくも、これはかなりのレベルだと思った。ホールトマトや冷凍シーフードなど使わず、新鮮な材料だけで作ったせいかもしれない