春の匂い

朝起きると家には誰もいなかった。家人はぼくが目を覚ます前に髪を切りに出かけたのだった

時計は9時を回っていた。顔を洗い、天気が良かったのでカメラを持って坂を下り、近くの公園に向かった。梅が咲いていた。初恋の匂いのような、失恋の匂いのような、あまい匂いがあたりに漂っていた。

昼前、坂を上って家に帰った。ヨッパライ某がパンを買ってきたので、ニンニクの効いたベーコン入りの野菜炒めとスクランブルエッグを作り、熱いコーヒーでランチ