晩飯はタラバガニのしゃぶしゃぶというものであった。ボーナスが出たとのことで、娘がネットで取り寄せたのであった。家族四人で鍋を囲み、ぼく以外、じつに幸せそうな顔をしてうまそうに食べていた。ぼくは現在、近年まれに見る巨大な口内炎に苛まれており、地獄のような痛みを必死にこらえつつチビチビ食べたものの、まるで食べた気がしなかった。ところで、カニという生き物は、地球上の生物の中でも相当に不気味な姿をしていると思う。そしてそれは、女性の嫌いな、あの長い八本の足で天井や壁をすばやく走り回る生物にそっくりだ。わが家の某は、その生物が世界中で一番嫌いなのだが、まったく気にせずうまそうに食べていた。

“蟹” への2件の返信

  1. 口内炎とはお気の毒に。。。
    八本足の彼らと我が家は共存関係です。
    あぁー蚊を捕ってくれて有難う!っとか、黒い皆の嫌われ者の奴も素早くキャッチ。
    綺麗な色をした八本足君や、彼らの張る巣は神業の様に美しい・・生態を観察してると面白いです。
    もちろん、うちの母なぞも毛嫌いして退治してしまいますが。。。

  2. 口内炎、少しよくなりました。正月前にこれができると、うまいものが食えなくなるのでとても悲しいです。
    八本足、ぼくは嫌いじゃないです。特に好きということはないですが、家の中にいても退治することはありません。でも、家族にこの生物を異常に嫌う人がいるので、家に入ってきたら、外に追い出してます。なお、黒いピカピカのタマに飛んだりするアレは大嫌いです。

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