大気圏突入的午後

壮絶な光景だ。まるでSF映画の一場面を見てるようだ。
彼らは次々と大気圏に突入していく。
またやってきた。それは一人乗りの赤い乗り物だった。
郵政省のマークをつけたスーパーカブ。
彼は体中から灰色の煙をもうもうと噴出しながら旋回、視界から消え去った。
(注)この話は鹿児島においてのみ理解されるであろう。