駄菓子屋のカメラ

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カメラや車は、ぼくにとってオモチャなんですよね。オトコはいくら年をとっても、おもちゃで遊ぶ。子供と変わらない。そして、すぐ飽きる。新しいのを欲しがる。今ふと思ったんだけど、オンナはオモチャで遊ぶのかしら。指輪とかブランドのバッグとかはオモチャじゃないよね。化粧品や服も。ちっちゃな女の子は人形で遊ぶけど…大人になると、自分が人形になるのだろうか。ま、そんなことはどうでもいいや。今日はこういうことを書く気じゃなかったんです。ぼくが子供のころのオモチャの一つがカメラだった、という話。ぼくが最初に手にしたカメラは駄菓子屋に売っていたプラスチックのカメラ。これで何を撮っていたかというと、道端に転がっている犬のウ○コばかり撮っていた。ウ○コにもいろんな表情があるんですね。乾いたのやら液状のやら、色もいろいろ、内容物もいろいろ。意外と奥が深い。そのころはキンベ(金蝿)がまだたくさん飛び回っていて、それが多くたかっているウ○コがぼくは好きだった。とにかくたくさん撮った。今では道端に犬のウ○コを探しても、まず見つからない。キンベもいなくなった。さびしい時代になった。でも、今でもぼくの写真に対する姿勢はあまり変わっていないと思う。写真はぼくの個人的な遊びなんですね。だからなんだ、それがどうした、といわれても困るんですけど。