空の彼方

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ぼくはこの体に寄生している。時々ぼくは、この体がかわいそうになる。ぼくのわがままゆえに、今日もコンクリートの箱に閉じ込められて真っ黒な苦い水を飲まされている。かわいそうな体。そこで今日、ぼくはこの哀れな体を操って・・・右足と左足を交互に動かして階段を上り、屋上に出て・・・遠く広がる空を見せてやった。体はなんと感じていることか。街の小さな動物園のラクダがそうするように空の彼方を見つめ、遠いふるさとを思い出そうとする。
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“空の彼方” への2件の返信

  1. こんばんは。
    男のあばら骨から女を創った・・・
    ふと(笑)
    無限と有限の対比を思わされます。
    (最後のパソコンになるかなぁ~思い切って大枚はたいてみましたから、スプーンさんが撮られた写真、思いっきり楽しめそうです。でも、昨夕セットアップしたばかりで、バックアップとった分はこれから少しずつ・・・(*^_^*)vvv

  2. あばら骨、ぼくにもそう見えました。でも、こんなに大きなあばら骨を持つ生き物は、そうざらにはいないでしょう。ナウシカに出てくる巨身兵のホネもこんなにでかくない。それにしても、こんなことならいくらでも考えることができるぼくのアタマはどうかしてる(笑)

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