9500時間後

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焙煎室の作業用蛍光灯が切れた。この照明器具に初めて火を灯したのが2000年の7月。丸9年になる。この照明は焙煎作業中のみ点灯するので、一日平均4時間点灯したとすると、約9500時間稼動したことになる。ネットで調べたところ、この蛍光灯の定格寿命は9000時間とあるので、無事その寿命を全うしたことになる。実にめでたい。と、それだけなら、わざわざ記事にするまでもないのだが、不思議なのは、器具に取り付けられた3本の蛍光灯が、3本ともほとんど同時に寿命を迎えたことである。一ヶ月前、まず窓側の蛍光灯が事切れ、その二日後に追うように手前の蛍光灯が昇天した。そして今日、最後に残った真ん中の一本がその天寿を全うしたのだった。つまり、3本の蛍光灯は、まるで申し合わせたように三途の川を渡っていったのである。
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