カッコイイはずのオレ

081023_01
ヒマだったので、店の外に出て、となりの庭に生えている花の写真を撮っていた。すると、遠くから若い女性が歩いて来るのが見えた。ぼくは花の写真を撮るふりをしながら、横目で彼女を見ていた。彼女は、ぼくをチラチラ見ながら通り過ぎて行った。数年前だったら、ぼくはこう思っただろう。
「ふっ、カメラを構えているオレって、そんなにカッコイイのかな」
だが、今はそうは思わない。あれは去年の夏だった。
ぼくは、となりの庭に生えている花の写真を撮っていた。すると、通りがかった近所の主婦がこう言った。
「あんた、怪しいよ」
いつの間にか、カッコイイはずのオレは、カメラを持った怪しいオジサンになってしまっていたのだ。ちなみに今は素直に怪しいオジサンを自認している。

“カッコイイはずのオレ” への2件の返信

  1. 怪しいオジサン・・・・ア~~((^_^))~~。。。。。。。。。。
    失敬。ロマンスグレーは若い女性の憬れだとか?
    昨日、「フレンチ」届きました~↑(^^_)ルン♪

  2. 怪しくも美しく燃え・・・
    そうです、ぼくの人生はモーツァルトのあの美しい調べにのせて、
    怪しくも美しく枯れ、やがて燃え尽きていくのです。
    フレンチ、ありがとうございました~↑(^^_)ルン♪

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