080906_01
日が沈んで夜になった。
南西の空に三日月が浮かんでいた。
店を閉め、車に乗ろうとした。
だれかがぼくを見ている。だれもいないはずなのに。
あたりを見回して、ぼくはその正体を知った。
ぼくを見ていたのは、氷だった。
氷という字が、じっとぼくを見ていた。
字には魂が宿っているのかもしれない、
と、ぼくは思った。

“字” への2件の返信

  1. こんにちは。というより「待ってました[E:sign03](笑)」
    「字」の「魂」いわゆる「言霊」というやつですかねぇ~。
    「氷」も「行く夏を惜しんでいたのかもしれませんねぇ~」(-。-)y-゜゜゜
    http://jp.youtube.com/watch?v=5sSwbFpMA3o
    【追伸】無理はされませぬように(*^^)v
    それでは・・・。

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