ほとんどの女の子は虫が嫌いだ。チョウチョは好きよ、とか言っていながら、まず、さわろうとはしない。そして、キライな虫のチャンピオンが、ほぼ間違いなくクモである。いま、カタカナでクモ、と書いたのにはわけがある。そう、漢字の「クモ」という字は、それだけで嫌がられるからだ。そんなわけで、このブログにクモは登場しない。このブログは女の子も見ているから。でもぼくは虫が好きだ。子どもの頃はいつも虫を追いかけていた。今も追いかけているが、手にしていた捕虫網はカメラにかわった。虫の写真をこのブログに載せるのは、さっき言った理由で、いささか抵抗がある。でも、今回、登場させてみた。ちょっとグロテスクだけど、セミの写真。とても美しい。恐ろしいものを孕んでいるからこそ、美しいと感じるのだと思う。
P.S.
ふと思い出したのだけど、虫は苦手だけど、ダンゴムシは好き、という女の子はけっこういる。このダンゴムシ、堤防を猛スピードで走り回っているフナムシの仲間。ぼくはあのフナムシがとても苦手だ。台所にいる黒い虫に似てるじゃないですか。
お口直しに、花の写真でも。