雨の音楽会

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灰色に煙った空から、小さな水の粒がつぎつぎに落ちてきて植物の葉をたたいた。窓を開けて本を読んでいたぼくは、目を閉じ、耳を澄ました。いろんな音が合わさって、なんだか楽しげだ。主催者はだれだろう。ヤツデは半音下がった暗い音色。ビロウの葉は陽気な小太鼓。アジサイはおもちゃのピアノ。わるくない。ゴーシュはそうつぶやき、雨の音に合わせて何か弾くかもしれない。

“雨の音楽会” への4件の返信

  1. おおっ!
    僕も、今日、「水のしずく」の演奏に聴き入っていました。
    それは、お風呂で、シャワーを浴びた後のことです。
    排水溝の網目のような蓋から、水が滴り落ちて、メロディーを奏でていました。
    僕は、最初、電話の着信メロディーかな!?っと思いましたが、良く聴くと、水の奏でるメロディーでした。
    それは、それは、美しいメロディーでした。
    P.S.次回は6月の中旬頃に伺います。その時に、「ゾウの時間 ネズミの時間」を持って来ます。あと、「ワトソンとクリックの論文」は、要りますか!?

  2. おお、それはまさしく偶然の水琴窟。
    もし、かずさんが水のしずくの音が好きでしたら、寝室に近い庭の一角に「水琴窟」を作ってみるのもオモシロイかと思います。かずさんは、夏が好きだということですし、クーラーなしで涼しい夜を過ごせるかもしれませんよ。「ゾウの時間 ネズミの時間」、楽しみです。「ワトソンとクリックの論文」は、ぼくには難しすぎるので、残念ながら必要なさそうです。ハイ

  3. そのせいでしょうか,夜は家の前をホタルも飛んでいました。
    私が以前渡した「究極の眠れるCD」も結構水の音がはいっていて良いですよ。

  4. 家の前をホタルが飛ぶんですか?
    marutaさんちって、あの辺ですよね。いいなぁ。
    ぼくんちはそろそろカメムシが飛びます。
    でも、ちっともうれしくないですよ、この虫は。
    光りの代わりに、変な臭いを出します。

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