ふしぎな出来事

お昼過ぎ、コーヒーを点てて屋上でコーヒーを飲んでいた。空は嫌な感じに曇っていた。口にするコーヒーは熱かったが、ぼくの中を冷たい秋風が吹くのを感じていた。こんなときは内省過剰になって、したくもないのに人生を振り返ってしまう。結局一人なんだと。誰もそれに気づかないだけだ。カップの犬はそんなぼくを見て笑っている。本当のぼくを知っているのはこの犬だけだ。ここ数日、ある曲を聞きたいと思っていた。その歌詞に幾たび慰められたことか。部屋に戻り、昨日設置したラジオのスイッチを入れる。すると聴こうと思っていた曲が、それも冒頭から流れ始めた。鳥肌が立った。ちあきなおみの紅い花。ぼくを分かっているのは犬だけではなかった

“ふしぎな出来事” への4件の返信

  1. こんばんは。
    今回の生活の記録、私のセンサーが反応する内容でして^^ 少し自分の話をさせてください。

    私は幼いころから「人はなんで生きているんだろう?」「死んだらどこへいくの?」とよく考える子どもでした。周囲から変わった子扱いされ、カメレオンのように周囲に擬態して過ごしていましたが…小学2年生のとき、「人って結局最後はひとりなんだ」と気がついてしまいました。(spoonさんとは意味合いが違うかもしれませんが…)でも、そんな考えは異常だと思い、気がつかないふりをしているうちに、自分がだれだかわからなくなってしまったんです。

    spoonさんがお店を閉じられる1か月前、某牧師さんも偶然居合わせた会話から生まれた「島タンカン事件」(と勝手に命名)をきっかけに、自分の中の閉じていた部分が少しずつオープンになっていきました。

    あの出来事がなかったら、苦難を避けて安楽に暮らせていたかもしれないけれど、私の中の何かは救われないままだったと思います。「最後はひとり」という考えも、今では横に置いておけるようになった気がします。

    spoonさんが「結局一人」という考えを隠さずに書かれていたことに、私はどこか安心したのかもしれません。spoonさんの文章に触れて、私の中の孤独が少し和らいでいるような気がします。

    ところで、10/13(火)は暑さがぶり返したので、トラジャでアイスコーヒーを淹れました。マンデリンとはまた違った趣のある美味しさでした^^ 空気がカラッとしている今の季節には、トラジャのほうがぴったりかも。こんな発見ができるのも、幸せなことですね(笑)

  2. こんばんは
    犬は洗い過ぎると自分が犬であることを忘れてしまうそうです。臭いが少し残る程度に洗ってあげないと、犬だって悩んでしまうんですね。人はどこからきてどこへ行くのか。ゴーギャンの絵の題名にもなってますが、こういう困った問いが浮かぶのが人間の特徴なんじゃないかと思います。この手の悩みはなかなか退治できなくて、秋の夜長にこういうのに捕まるとほんとにイヤですね。で、どうするかというと、こういう場を利用してガス抜きを図るんです。うふ。
    トラジャ、冷めてから飲むと、これもまたおいしいですね。おいしいものをいただくと、それまで根を詰めて悩んでいた自分がバカに見えることがあります

  3. こんにちは。今日は抜けるような青空ですね。日の光が心地よく感じます。

    先日はありがとうございました。場所を見つけてガス抜きを図るのかぁ。通り過ぎるのを待つばかりだったので、私にとって目から鱗でした。これから先の、とても良いヒントになりました。本当にありがとうございました^^

    モカクイーンでちょっと新しい発見がありました。先日の高温抽出トラジャではないですが、昨日、身内が来た際に86℃を超えたくらいでドリップしたところ、モカの余韻こそ少し落ち着いたものの、エキゾチックな香りとコクの輪郭が際立って、とても美味しかったです。(ほとんどモカは飲まない身内も、すごく気に入っておかわりまでしていました。)85℃台とはまた一味違った側面が見えて、面白かったです。

  4. こんばんは
    こちらは今日、一日中細かい灰が降っておりました。土曜と日曜は、家の屋上でコーヒーカップをぼんやり眺めながらチビチビやるのが小さな幸せなのですが、灰色の粉がそれを奪い取ってしまいました。ぼくは根に持つ性格なので、今日のことは一週間くらい忘れないと思います。モカクイーン86度超えのレポート、ありがとうございます。明日さっそく試してみようと思います。よい週末を

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