あこがれのマニュアルミッション

金曜日の男の愛車はホンダの軽バン。彼はこの車に出来立ての豆腐を積んでやってくる。この車のミッションが6速MT。なんと、あのオープンスポーツS660と同じもの。いいな~~マニュアルミッション。しかも6速。いつかまた乗りたい、とずっと思っていたけれど、残された時間はもうわずか。とほほ

ところで話はコロッと変わりますが、今読んでる春樹さんの短編集にある「かえるくん、東京を救う」という物語の中で、ちょっと気になる場面が。かえるくんが終わりの方で次のように語るんですけど


「フョードル・ドストエフスキーは神に見捨てられた人々をこの上なく優しく描き出しました。神を作り出した人間が、その神に見捨てられるという凄絶なパラドックスの中に、彼は人間存在の尊さを見出したのです。ぼくは闇の中でみみずくんと闘いながら、ドストエフスキーの『白夜』のことをふと思い出しました。ぼくは…」


え???そりゃないでしょ。かえるくんはドストエフスキーを誤解しているとしか思えない。物語の中の話に過ぎないけど、ぼくが気になるのは、もし、かえるくんが春樹さんのドストエフスキー観をここで代弁しているのだとしたら…ってこと