風もなく穏やかな朝。コーヒーの焙煎を終えてコーヒーブレイク。マンデリンをドリッパーにセットし、湯を注ごうとしたら、手にしたストップウォッチが変な音で鳴り始めた。見ると表示板の文字が消えている。電池切れ?すぐにとなりの部屋から焙煎用のストップウォッチを取ってきてボタンを押した。すると今度は表示板の文字が薄くなり、スーッと消えてしまった。なんだ、こいつも電池切れか?同じ日に二つのストップウォッチが使えなくなるなんて。
しばらくしてスマホにメールが届いた。もう一つの店からだ。「コーヒーを淹れようと時間を計ってたらストップウォッチが壊れました」
なんと同じ日に三つのストップウォッチが動かなくなった。三つとも10年近く休みなく動き続けていたのに。
壊れたのか電池切れなのかわからなかったが、とりあえず電池を交換
生き返った