月曜の朝。濃くて苦いコーヒーが飲みたかったけど
美術館を歩く。ぼんやり庭園を眺めていたら、眼差しの涼しい、よその国の女の子に声をかけられた。写真を撮ってもらえませんか? 一人旅らしかった。物語はこんなふうに始まることもある
その建物にはひどく巨大なロープがぶら下がっていた。材料はワラのようにみえる。どうやって作ったのだろう。しばしアタマをひねったが、わからなかった。わからなくても困ることはないのだけど、やはり気になる
参道沿いの、あの旅館にも行ってみた。写真で見たとおりだった。それだけのことだけど。境内は満開の桜が強風にあおられ、花吹雪状態