朝、いつものように屋上に上がってみると、空の様子がいつもと違っていた。まるでハリウッド系スペクタクル映画のクライマックスシーンのような空だ。地の底から湧き上がってきた黒いイナゴの大群がみるみる空を覆いつくし、あたりは夜のように暗くなった。もちろん、それはイナゴではなく、某火山が噴き上げた灰なのであった。そんなわけで今日、店ではその話で持ちきりだった。夕方いらした若い女性に、今日の灰はすごかったですね。世界のあちこちで火山が噴火してて、なんだか怖いですね。というと、「世界は6月21日に終わるんだそうですよ」と、言われた。