風呂から上がって屋上で涼んでいると、前方からアオバズクの声が聞こえてきた。いつもとちがい、深い森にいるようなエコーを伴って聞こえる。谷間で鳴いているのだろうか。とにかく、速い流れの雲と、それを不気味に照らし出す半月と相まって不気味、いや、幻想的だ。台風が去った後の夜。プリミティブな夜
風呂から上がって屋上で涼んでいると、前方からアオバズクの声が聞こえてきた。いつもとちがい、深い森にいるようなエコーを伴って聞こえる。谷間で鳴いているのだろうか。とにかく、速い流れの雲と、それを不気味に照らし出す半月と相まって不気味、いや、幻想的だ。台風が去った後の夜。プリミティブな夜