夜更けのミュウ その後

数日前の夜、屋上に上がり、星空を眺めようとイスに腰かけた。いつもと何かが違う。そう、ミュウの声がしない。ぼくはイスから立ち上がり、あたりを歩き回った。左のサンダルに重心をかけ、片足を上げてみた。何も聞こえない。左のサンダルの下で鳴いていたミュウはいなくなった。どこかに旅立ってしまった。ぼくはまた一人になった

在りし日のミュウの鳴き声↓