チャンピオンベルト再び その5

昨夜遅く、屋上の防水層に入った亀裂から雨水が侵入し、トイレ横の納戸に置かれていた布団や道具類を直撃した。バケツと雑巾で応急措置をし、今朝になって布団や道具を退避させた。その中に今は使っていないステレオアンプがあった。それは棚の高い位置にあった。ぼくは寝ぼけマナコでそれをひっつかみ、引きずり出して抱えたものの、その信じられない重さによろめき、落としそうになりつつも、必死で持ちこたえた。それがよくなかったのである。こうしてぼくは再びチャンピオンベルトを腰に巻くことになった。160223_01ただでさえ憂うつな休み明けの朝はこのようにして始まった。気分のレベルを10段階で表すなら1.5~2、といったところ。今日一日を無事に乗り切れるか不安なレベル。しかし、どういうわけか今日は朝からおもしろいお客さんたちに恵まれ、みるみる気分がよくなった。そんな自分の単純さがいささか残念ではあるけれど、とにかくありがたかった。写真は今日最後のお客さんになった、バイク少年が乗ってきたちょっと珍しい自転車。バイク少年は今ドカチに乗っているそうだ