おやすみ

150907_01 ぼくの中にある夜の景色には、暖かい色の電球の灯った小さな民家がみえる。どうしてそうなったのかというと、それはサンテグジュペリの物語にそういう夜の景色が出てきて、ぼくの脳裏に焼付いてしまったからだ。いや、もしかすると違う物語の風景だったかもしれない。でもそんなこと気にすることはない。ぼくの世界にいるサンテグジュペリはそういう夜の景色を描いたのだ。ぼくは今夜もそんな民家で、LED電球ではなく、ちゃんとフィラメントの煌く電球の下で酒を飲んでいる