ふと思い立って海の近くの餅屋に出かけてみた餅屋にクーラーは無く、座敷のあちこちに扇風機が置いてあった。昭和の雰囲気を演出するためにわざとそうしてあるのかもしれない開け放った窓、外は海。座敷では扇風機がカタカタ回っている。ああ、夏、日本の夏往時、自宅の近くの川に架かっていた、あの懐かしい石橋を見に行った天文館の某饅頭屋の二階でシロクマを食べた。その表情はぼくには不気味だったが、となりのテーブルの女性たちはカワイイ、と、はしゃいでいた。ずいぶん感性が違うようだ本屋のあるデパートの屋上をしばらくうろついた。とても暑かった。たぶん、37度くらいあったと思う本屋では、この分厚い本を買うかどうか迷った。結局買わなかった晩飯は屋上でバーベキューにした。バーベキューにすると安い肉もうまく感じるところがいい