行く川のながれは絶えずして、しかももとの水にあらず。2014年。そう、それは現代。世は絶えず淀みなくながれ続けてはいるが、自らも流れの一部であるゆえ特に驚くようなことは起きない 某F少年から預かった某離島みやげを某美少女Aに忘れることなく渡すことに成功したので、記念に写真を撮っておこうと思い、某美少女Aに「ちょっとそれを持ってマタンキのポーズをとってみて」といった。しかし、某美少女Aは「は?」といって、きょとんとしている。ぼくは愕然とした。一世を風靡したあの「マタンキ」を知らないのか ぼくの中にあるいくつかのスイッチは、たとえば「マタンキ」とか「カンチョ」とかいったキーワードによってすぐさま作動する。しかし、今や地上にはそのようなスイッチを持たない新しい人類が多勢を占めるに至ったのだ。そうだ、ぼくらの時代は終わったのである。
さて、季節はめぐり、今年も某珈琲店の壁に、あの変なポスターが貼り付けられた。劇団どくんご。今回はなんとSFなんだそうです