夕方いらしたお客さんと、ある映画について語りあった。その映画とはフェリーニの「道」
お客さんは、綱渡り芸人がジェルソミーナに語って聞かせた次のことばが印象に残ったという。
「おれは無学だが何かの本で読んだ。この世の中にあるものは何かの役に立つんだ。例えばこんな小石でも何か役に立っている」
「どんな?」
「おれなんかに聞いてもわからんよ。神様はご存知だ。お前が生れる時も死ぬ時も人間にはわからん。おれには小石が何の役に立つかわからんが、何かの役に立つ。これが無益ならすべて無益だ。空の星だって同じだと思う。お前だって何かの役に立ってる。アザミ顔のブスでも」
“コーヒー飲みながら映画のはなし” への2件の返信
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ん!
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