昔知っていて、でも、なくなってしまったもの

140908_07
海どりの声はさびしくて、美しくて、なにか、とても遠い昔のひびきがありました。昔知っていて、でも、なくなってしまったもの、そして、それきり二度とみつけられなかった、すばらしいなにかのことを、アンナに思い出させました

これはロビンソンの「思い出のマーニー」(岩波少年文庫)の一節。
こういう文に出会うと、遠い昔、どこかでなくしてしまった何かを探しに出かけたくなる