カップに階段があってもいいじゃないか

日もとっぷり暮れて、まもなく某珈琲店も閉店時間を迎えようとしていた。そこに閉店間際専門の某常連さんが現れ、コロンビア アンジェリカとナチュラルブレンドを注文された。

お客さんは「薩摩焼ヘスタでこんなのを買いましたよ」と、ニヒルな笑いを浮かべ、持っていた包みを開きはじめた。