ぼくを待ち続けるドア

考えている
考えている
地下室への階段を下りていく
下りていく
気がつくとぼくは薄暗い廊下を歩いている
歩いている
やがて古びた木製のドアに突き当たる
そのドアは初めて見るはずなのにとても懐かしい
ぼくはためらうことなくノブをつかみ、ドアを開ける