飛ばすぜハイウェイ

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カーステレオから矢沢永吉が、飛ばすぜハイウェイ、と歌っていた。ぼくは高速道路を並走する仮称プアマンズハイウェイを北に向かって走っていた
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プアマンズハイウェイは某山の天辺の辺鄙な美術館に続いていた
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野外美術館をうろついているのは主に若いカップルと変な家族であった
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雷鳴が轟き、土砂降りになった。屋外には雨宿りできる場所はあまりない。係りの女性が傘の束を抱えて救助に向かったが、しばらくして帰還した若いカップルはずぶ濡れだった。恋人も濡れる美術館
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館内では椿昇展というのをやっていた
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腹がへったので山を下り、西に向かった。自称東洋のナイアガラの近くの茶店でそばを食うことにした
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ザルソバを食うつもりでいたのだが、ショーウィンドウのウナギがやけにうまそうに見えたので、うなぎ定食に変更した
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いつもの発電所遺構を見に行ったが、やはり水没してなかった。ダムの工事のせいかもしれない
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帰りに、ひまわりを見に行った。係りの人が、雨が続いたせいで、ひまわりは病気になってしまいました、と言った
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“飛ばすぜハイウェイ” への2件の返信

  1. 発電所跡地は一度行ってみたいと思ってるんですが・・・
    ひまわりも長雨には弱いんですね・・・
    元気そうに咲いてるように見えますが。

  2. 発電所跡の見える対岸は雑木林になっていて、セミがたくさん鳴いてました。なかなかいいところですよ。
    ひまわりは遠目には元気にしているように見えるのですが、近くで見ると、特に茎の下のほうの葉っぱがずいぶん枯れてました。まだまだ夏は始まったばかりなので、枯れたひまわりなんか見たくないですよね(笑)
    ちなみに犬迫の都市農業センターです。

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