投稿日: 2012年1月6日 金曜日 投稿者: spoonさよならぼくのヒゲソリ それはある寒い朝のことだった。ぼくは寝ぼけマナコで洗面所に立ち、ヒゲソリのスイッチを入れた。しかし彼はピクリともしなかった。昨日充電したばかりなのに。ぼくは彼の顔を見つめながら懐かしく思い出していた。そうだ、彼との出会いは某Y電気だったな。あれは何年前だったろう。もう遠すぎて思い出せない。ぼくはスイッチを切り、彼をそっと洗面台に置いた。さよならぼくのヒゲソリ。