金曜日の午後はたいていヒマだ。外はこの冬一番の寒気とやらで、刺すような冷たい風が吹いている。そんなヒマな午後、カウンターでは二人の魅力的な主婦が熱いコーヒーを口に運んでいた。どういう脈絡からか、もし宝くじが当たったら、という話題で盛り上がっていたが、くじが当たっても絶対、夫には黙っている、と、二人はさも当然事のように頷きあい、ぼくに向き直って、女はみんなそうだよ、と、ためらいなく断言し、さらに、うそだと思うなら奥さんに聞いてみなさいよ、と、男族の端くれとしていささかの動揺を隠せないでいるぼくを軽く突き放した。そして、こういって、からからと笑った。
「男はしゃべるよねー、ぜったい」
“もし宝くじが当たっても” への3件の返信
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えぇ?ほんとですか?
わたしは、もし宝クジ当たったら店舗つき住宅建てます。
夢です。買いもしないくせに。
スプーンさん、よっぱらい某にきいて、なんと言ったか教えてくださいね。
わ~私も聞きたいです。
よっぱらい某さん、なんて言うか^^
ちなみに私も黙ってます。
ただし、わかりやすいから~顔に出るかも(*^。^*)
☆たまちゃん、そのお客さんは、もし2億円当たったらご主人には1000万円当たった!と告げ、そのお金で温泉を掘るって言ってました。温泉の出るところに住んでいるそうです。そして残りのお金は別に取っておくそうです。ヨッパライ某に聞いた話は、こばなさんへの返事のところに書きますね。
☆こばなさん、黙ってるんですかー(笑)ヨッパライ某に、もし宝くじが当たったら話す?って、聞いてみたところ、家のローンの残額を払った後で、話してくれるそうです。女性って現実的ですね。