わが家には仏壇はない。が、派手に立派なローソクはある。今日は年に一度、そのローソクを灯す日だ。今夜は焼肉だった。テーブルの中央にガスコンロ、そしてテーブルの端では、この巨大なローソクがムードたっぷりに燃えていた。ビールで乾杯した後、肉をグリルにのせながらぼくは言った。このローソク、けっこういい値段がしたんだろうな。すると妻が、10000円だったわよ、と言った。へぇー、原価は2000円もしないんだろうけどね、でも、もう元は取ったかもよ。(こうして毎年楽しませてくれるんだから)と、ぼくが言うと、妻は、えーー?私はこんなの要らない、って係りの人に言ったのよ。そしたらタダでいい、ってことになったの。私は10000円も出すんだったら、おいしい料理を食べに行くわ。と言った。すると向かいにいた娘が、あたしも要らないわ、と冷めた口調で言った。
“ローソクの日その6” への10件の返信
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やっぱりあったほうがいいです!
スプーンさんが否定されると、
私に響くんですよね……(*^.^*)ナンノコッチャ!
そうですよね、そうですよね、これは結婚記念日を盛り上げる最高のツールだとぼくは断言します。これなしでは結婚記念日は始らない!と。女性というのは、こういう一見ひどく無駄に思えながら実は目に見えない高い次元で高度な働きを行っている価値ある物体を見分けられない人種なんですよね。ところで、同じ星に生まれたチャーリーさんちにはこの一見無駄に見える巨大なローソクはあるんですか? そちらは台風常襲地ですし、結婚記念日以外にも重宝しそうですけど。まさか仏壇のヤツを流用しているのでは…
結婚記念日を“無事に”迎えられておめでとうございます。
末長い幸せをお祈りいたします。
さて、私もあったほうがいいと思いますよ?
なんだか、ボワンと幸せな気持ちになると思いますもの。
ありがとうございます。実を言うと、結婚記念日を“無事に”迎え、おいしいビールで乾杯したい!という、その切ない願望のために、何日か前から苦労して関係を修復する努力をすることがままあります。こんなことを結婚を控えた若い女性に言うのもなんですが。でも、結婚って、楽しいですよ。雨が降ったり晴れたりで。chelesa_cat_aruさんには結婚を楽しむ能力が十分ありそうに見えます。
うわぁ、素敵何のろうそくなのかわからなかった。結婚記念の目盛り(メモリー)が、刻まれてるでっかいやつですね。やはり男の方がロマンチックってやつですね。
素敵
末永くおしあわせに
たまちゃん、ありがとうございます。
男って、ロマンチストだし、本能的に火遊びがスキなんですよね。
でも、こういう火遊びなら、女性も許してくれると思うのだけど。
という話じゃなかったですね、うふ
ツイッターでもコメントしましたけれどもあらためておめでとうございます。
もちろん私もこのロウソク要らない派デスケド、
>すると向かいにいた娘が、あたしも要らないわ、と冷めた口調で言った。
というところで図らずも(多分)羨ましくて泣けてしまえて2日経ってしまいました。
家族の中に交わされる言葉に本音があるってとっても幸せなことです。
ありがとうございます。今年もローソクに火を灯すことができました。
本音で話すのは簡単そうでとても難しいことですよね。たぶんそれは静かな戦いですから。気軽に本音で語り合えるムードを作る技術は普段から養っておかなければならないと思います。わが娘については、本音というより、ぼくをギャフンと言わせる機会を常に窺っているだけのことです。ぼくも娘に対してそうしてますから。ところで、あやさんにはローソクがよく似合うような気がするのですが、やはり勘違いでしょうか。
遅ればせながらおめでとうございます。
我が家のローソクは停電に備え(?)リビングの棚でスタンバってマス・・・。
はやいものでお店に通い始めて4年になりますかね。ブログのお店を飛ぶ動画にひかれたかな。
marutaさん、ありがとうございます。
そのローソク、毎年ちゃんと火を灯してますか?
初めていらして、もう4年になりますか。ほんとに早いものですね。以前は気になってましたが、今は年がどんどん過ぎていっても、それほど気にならなくなりました。これはいいことなんでしょうか。たぶん、違うような気がしますけど(笑)
ところで、お店を飛ぶ動画って、そんなのがありましたっけ。ぼくは片っ端から忘れるほうで。