地下への誘惑

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探検家某ハルキ氏は地下二階に降りていってそこで何かを見、聞いて再び戻ってくる。言うまでもなくそれは大変危険な行為だ。彼が毎日走り続けるのはその危険に対する備えの一つである。何日か前、ぼくは体力もなしに地下に下りていってひどい目にあった。

“地下への誘惑” への8件の返信

  1. 本日pm4:00頃にお邪魔させて頂いたnishinoです。美味しいコーヒーと、楽しいお話(8mmとか、映画中心の…)をありがとうございました。この「ハルキ氏」は村○春樹氏ですか??ハルキ氏は「常人には開けられない扉を開いて、向こう側へ行って帰ってくる」才能を持っている、というようなことをおっしゃっていたような…見当違いだったらすみません。私も、昨日久々に「ノルウェイの森」を聴いていました。

  2. nishinoさん、昨日はありがとうございました。お察しのとおり、探検家某ハルキ氏とは村上春樹氏のことで、地下二階へ降りていって戻ってくる、とは、nishinoさんのおっしゃる「常人には開けられない扉を開いて、向こう側へ行って帰ってくる」とほぼ同義です。勝手な解釈を試みるなら、春樹氏のその才能とは、ユングのいう「集合的無意識」に接近する技術のことではないかと想像しています。実は今回、ぼくも図らずしてそのような原始的な意識の底に落ち込んでしまいました。そこからなかなか出られず、かなりまずい状態に思えたので、これは専門家(医者)に受診するべきかもしれない、と本気で悩んでいたのです。偶然にもnishinoさんがいらっしゃる直前まで店におられたkomayuさんには、その悩みを話したような気がします。ところがkomayuさんと行き違いにいらしたnishinoさんにお会いしたあと、奇妙なことに状況が変わりました。地下二階から脱出できたことをはっきり感じたのです。というわけで今は普通のぼくです。俄かには信じがたい、ちょっとオカルティックな話ですが(笑)
    1Q84じゃないけれど、ぼくはしばらくパラレルな世界をうろついてました。空に浮かんでいる月は一つでしたけど。どうでもいいことを長々と書いてしまいました。また遊びにいらしてください。
    P.S.
    ブログ、興味深く読ませていただきました。

  3. スプーンさん
    そんな大変な状況でいらしたとは昨日はちっとも思いませんでした!深い深い世界から帰ってこられて本当に良かったです!
    僕も、ユングの人生とその宇宙観に昔から興味があります。(日本でのユング心理学の第一人者、河合隼雄先生の著作も好きです)
    スプーンさんが根源的無意識の世界に行ってらしゃったから、昨日は不思議なタイミングでお店に呼ばれたのかなあと思いました。
    エクセル・マウンテン美味しいです!また遊びに行きます!僕のBLOGも丁寧に読んで下さって、ありがとうございました♪

  4. こんばんは。ちょっと古いですが、ディカプリオのシャッターアイランド、ご覧になりました? 自分が狂っていても、自分ではそのことになかなか気づかない。これって、チョー恐ろしくないですか。今回、羅針盤が壊れて自分の座標を見失ったような、いやーーな感じがずっと付きまとってました。周囲の景色はいつもどおりなのに、何かが違う。偽物のように感じる。理由はたぶん、こうだと思います。同じ世界をいつもと違う角度から眺めてしまっている。アスペクトの違い。こういう感じは精神科に行けば病名がもらえるんじゃないかと思います。思い当たる原因はいくつかあります。とまあ、この話の詳細は、もし興味があれば次回にでも(笑)
    ユングの世界、奥が深いですよね。

  5. 横から失礼します、こんばんは。
    あれれ…nishinoさまってあのnishinoさまかなと思ったらやっぱり、でした。
    私のあとにいらっしゃってたんですね、
    何かご縁を感じてましたがフシギなものですね。
    私も昨日、長い階段を降りて地下の世界を覗いてきました。
    そして久々にノルウェイの森を聴きたいと思いながらLucy in the Sky with Diamondを聴いてました。
    是非是非、今度お話混じらせてください。

  6. Komayuさん、こんばんは
    先日はKomayuさんが帰られたあと、入れ替わりにnishinoさんがいらっしゃいました。ほんとにすれ違いでしたよ。もしかすると某珈琲店で共時的現象が発生しかけているのかも(笑)
    いつか三人いっしょにコーヒーが飲めるといいですね。

  7. komayuさん、スプーンさん
    僕もスプーンさんから、komayuさんがついさっきまでお店にいらしてましたよ、と聞いた時は、ビックリしました。フシギな「共時性」を感じました。
    地下に降りて、戻ってくることができる人は「表現」することを宿命づけられた人かもしれないなあと思いました。お店に飾られたkomayuさんの絵に描かれた人物は、どこか深くて遠いところと交信しているように感じました。
    komayuさんにも、スプーンさんにも、まだ一度しかお会いしていませんが、なぜか懐かしい気持ちになりました。また一緒にお話できたら嬉しいです。
    (P.S.スプーンさん シャッターアイランドは観たことはないのですが、羅針盤を失っているのに気づかない怖さと、世界を違う角度から眺めてしまう感覚というのは経験があるような気がします。またお話聞かせてくださいませ。
    P.S.komayuさん 「さま」でなく、「さん」でいいです・笑)

  8. nishinoさん、こんばんは
    nishinoさんがおっしゃるように、まるで深い井戸を覗き込んだような気持ちにさせる絵画ってありますよね。その瞬間、時間が消えてしまい、ここはどこ、私は誰、みたいなことが起こる。
    地下に降りて戻ってくることができ、それを表現する人を巷では芸術家、と呼ぶのかもしれないですね。こういう話は、熱いコーヒーを飲みながらだともっと楽しめるかもしれません。また時間があるとき、遊びにいらしてください。

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