ノーぺル文学賞スピーチ「壁と肉」

1010_08_01
あつい鍋の中にお壁と肉だんごが入っていたら、とりあえずぼくは肉の側につく。しかし、肉より壁のほうがうまそうに見えた場合、ぼくは壁の側につく。どちらにせよ、いずれ口に入れるのだから、いちいち迷うのは時間の無駄でしかない。しかし、そのように無駄に見えるふるまいが文学のありようなのである。

“ノーぺル文学賞スピーチ「壁と肉」” への2件の返信

  1. >そのように無駄に見えるふるまいが文学のありようなのである。
    ウーン、含蓄のあるお言葉ですね[E:good]
    それにしても、平和賞は去年のオバマさんもそうだったように
    いつも異議がありますよね。劉氏は、本国によっては政治的に相応しくはないでしょうが、作家として、自分の意見をはっきり言うところが、すごいと思いますね。[E:bell]

  2. chikako~♪さん、こんばんは
    ノーベル平和賞、物議をかもすところがいいですよね。それが狙いなのかな。おかげで世界に向けて何もできそうにない非力なこのぼくが平和な世界を想像し、どうすればいいかイッチョマエに考えました。世界の平和は一人のスーパーヒーローによってではなく、こうして、一人ひとりが自分に向き合って考えることで叶えられるのかも、なんて思いました。

コメントは受け付けていません。