LONG VACATION三日目

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6時20分。車は山を越え、海に向かっていた。朝方に雨が降ったらしく、アスファルトのところどころに水たまりができている。でも気にすることはない。これから行く先は地球で一番大きな水たまりだ。窓から吹き込む風がひんやりして心地よい。林道を抜け、松林に囲まれた駐車場に車を止める。細い砂の道を歩き、砂丘を越えると眼前に海の青と波の白が広がった。
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砂浜をしばらく歩いて適当な場所にシートを広げ、目印に竹の棒を立てる。ここは流れが速いので、沖で泳いでいると北へどんどん流される。シートを敷いた場所なんか、すぐにわからなくなる。棒を立てるのはそのためだ。日焼け止めを体に塗りたくって、さっそく泳ぐ。水温はちょうどいい。ぼくは思わずうなった。海って、いいなぁ。
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潮が満ちてきた。シート危うし!