素直な俺

今夜は、旧友たちとの忘年会だった。でも行かなかった。体調が不安だった。家に帰ってぼんやりしていると、会場から電話がかかってきた。かわるがわる話しかけてくるのだが、かなり酔っているようで、何を言っているのかわからない。だれかが「俺はお前と話したかったんだ」と言ったのが、少しこたえた。でも、うれしかった。体の具合を気遣う言葉に、素直に「ありがとう」を繰り返している自分が不思議だった。