long vacation 最終日

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朝起きると晴れていた。海に行って泳ごうか、と思ったが、やはりドライブに行くことにした。たまには大隅半島もよさそうだな、と思ったが、桜島の灰が派手に降りまくっていそうな予感がしたので今回はやめることにした。なんとなく海に行きたかったので、山を越え、万之瀬川河口の吹上浜海浜公園に出かけた。
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車を停め、サンセットブリッジへと歩いていくと、ちょうど干潮で、海に向かってどこまでも砂浜が広がっていた。砂浜に降りて写真を撮っていると、水際に近い砂の上を、何か道具らしきものを引きずって黙々と歩いている人が見えた。それはまるで月面を探査する宇宙飛行士のようだった。
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ぼくは海に向かって砂の上を歩き続けた。いっしょに来たはずのヨッパライ某は、どこかで休んでいるようだ。たぶん、橋の袂にあった東屋だろう。
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090817_05砂の上を延々と歩き回って満足したぼくは、サンセットブリッジに上がって写真を撮り、その袂にある東屋に行ってみた。そこには今起きた顔のヨッパライ某がいた。腹が減って体が動かなくなり、横になったら寝てしまったという。ぼくは、そこに設置してある小さなタイルを張ったベンチがとても気に入った。
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まるでグエル公園にあるガウディのベンチのようではないか。
そんなベンチがグエル公園にあるかどうか知らないけれど。
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腹が減って動けない、ということで、どこかに昼飯を食いに行くことになった。
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駐車場に向かう途中、廃墟マニアが狂喜しそうな草ぼうぼうの家があったが、これはワザとそうしてあるらしかった。野鳥観察の家、という、野鳥の写真を展示してある家なのだった。
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車はさらに南下し続け、昼過ぎに笠沙恵比寿にたどり着いた。施設内にある市場食堂というところで、おまかせ定食を注文。新鮮な刺身に、かなり大きな魚の頭のアラ炊きが付いて、しかも、ご飯はお代わりができて、財布に優しいお値段だった。
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