行きつけのブログを巡っていたら、「薫日記」の竹内薫さんが、その日記で怒りをぶちまけていた。題して「教科書会社に巣くう妖怪ども」。最初のほうを引用してみます。
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「諸君!」3月号を読んでいたら「教科書の、向田邦子改竄」(高島俊男)という記事が目についた。なんと、向田邦子さんの文章を目茶苦茶に改竄して子供に読ませているのだそうだ。
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なぜか気になって検索してみると、改竄されているのは彼女のエッセイらしい。向田邦子のエッセイといっても、ぼくは「父の詫び状」しか知らない。それも、ある特別な事情で。向田邦子さんは子どもの頃の一時期、鹿児島市の平之町に住んでいた。「父の詫び状」は、その時の思い出が多く綴られているのだけど、そのひとコマに、同じ平之町に住んでいて彼女の同級生だった、ぼくの伯母が登場しているのです。と、そんなわけで、この日記の記事が、ほんのちょっぴり気になったのでした。
おしまい。