やさしい朝、その2

珍しくいい気分で目覚めたのに、今日は朝から妙な具合だった。通勤時、ぼくは某国営ラジオを聞いている。その番組で映画を紹介するコーナーになったとき、電話に出た女性の映画評論家が、ある映画を紹介する中で「ブエナ・ビタス・ソシアル・クラブ」と言ったのだ。一度ならず3回も。変だなぁ、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブじゃなかったっけ。ぼくは首をひねった。しかし、何しろ彼女は映画評論家なのだ。それに、スタジオにいる二人のパーソナリティも何も言わない。ぼくは自分が間違っているのだろうと思った。そういえば、何年か前も似たようなことがあった。そのときもやはり女性映画評論家だったが…。もしかすると同じ人ではないだろうか。どうでもいいことだけど。