ぼくは過去に戻る必要を痛切に感じた。ぼくはまた失敗してしまったのだ。もう過去に戻るほかに道はない。ドアを開けて外に出ると、街は寝静まり、コンビニ前の信号も寂しげに点滅していた。ぼくはだれもいない道路に出て黙々と屈伸運動を始めた。体が温まってくると、ぼくは2、3度軽くジャンプしたのちに後ろ向きに力強く走り始めた。ぐんぐんスピードがのってきて音速の壁を越えようとした時、突然周囲の景色がゼリー状に溶けて流れだした。ワープだ。次の瞬間、ぼくの腕時計はゆっくり逆回転し始めた。
つづきません
“時をかける後期中年” への2件の返信
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こんにちは。
「時をかける少女」ならぬ「時をかける後期中年」ですかぁ~。
まだまだ「青春」してますね(笑)。
「青春」という言葉じたい古いですね[E:coldsweats01]。と言う事は9時から男は「前期中年」かも(笑)。
それでは・・・。
【追伸】写真、ありがとうございました。使わせてもらいました[E:happy01]。
青春、とっくの昔に終わりました。
思えば、ぼくの青春は最悪だったなぁ。