ずいぶんむかしのことだけど、一時期、素粒子にハマっていた。何がきっかけでそうなったのかは思い出せないが、とにかく、おもしろくて、その関係の本を買ったり、図書館に通ったりしていた。でもいつの間にかその熱も冷め、今は、素粒子関係のニュースを見ても、心が踊るようなことはなかった。ところが、ご存知リサ・ランドールという物理学者が「5次元宇宙理論」なるものを引っさげて現われて以来、ぼくは俄かに興奮しはじめた。しかもその理論が、先月稼動した(ヘリウム流出事故で運転停止中、運転再開は来年春)CERNで実験され、もしかすると実証されるかもしれないというのだ。これは、分かる人には分かる、とんでもない事件だ。
以下、彼女の著書、ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く、の解説より引用します。
宇宙は、私たちが実感できる3次元+時間という構成ではないらしい。そこには、もうひとつの見えない次元があるというのだ。もし、もうひとつの次元が存在するのなら、なぜ私たちには見えないのか? それは、私たちの世界にどう影響しているのか? どうしたらその存在を証明できるのか? 現代物理学の歩みから最新理論まで、数式を一切使わずわかりやすく解説しながら、見えない5番めの次元の驚異的な世界に私たちを導いていく。英米の大学でテキストとして使われている話題の書Warped Passagesの邦訳。 ¥3,045(税込)←ううう
ところで、リサ・ランドールが物理学に興味を持ったきっかけは、母に買ってもらった「不思議の国のアリス」だったそうです。
去年NHKで放映された「リサ・ランドール 異次元への招待」をyoutubeで見ることができます。
“不思議の国のアリス” への2件の返信
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こんにちは。
「不思議の国のアリス」ですかぁ~。
子供に時々「不思議の国のアリス」の絵本を読んであげるのですが、本当に不思議な話ですよねぇ~。
また、本当に「夢」だったのでしょうかねぇ~。
まだ研究の余地ありですね(笑)。
それでは・・・。
9時から男さんは、ほんとうにステキなパパですね。「不思議の国のアリス」を読んでもらえる子どもは、本当にしあわせだと思います。世界が、目で見える以上に広いってことに気づくでしょうから。これからもいろんな本を読んであげてください。