天国の門

雨の定休日。久しぶりに映画を見に行った。見たのは、ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン主演の「最高の人生の見つけ方」
おもしろかったです。病院の相部屋で知り合った二人が、余命半年の末期ガンであることを知り、死ぬ前にやっておきたいことをメモしたリストに従って冒険の旅に出る。途中、エジプトのピラミッドの前で、フリーマン演ずるカーターが、ニコルソン演ずる富豪エドワードにこんな話しをする。
人は死んで天国へ行くが、その門で、二つの質問をされる。どちらもイエスなら、門は開かれる。まず、こう訊ねられる。
「人生に喜びを見つけたか?」
ぼくは思わずよろめいた。スクリーンから発せられた質問が、ぼくの脳天を直接ヒットしたのだった。そして二つ目。
「だれかに喜びを与えたか?」
ぼくは何も言えなかった。天国の門は閉じたままだった。

“天国の門” への5件の返信

  1. 私もこの間観に行ってきました。
    私と一緒に旅して私に喜びを与えて下さい。(笑)

  2. まさにこの質問にもろ手を挙げて『はいーっ!』といえるように努力奮闘笑い転げて毎日を暮らしているようなものです。
    そして今「喜び」とはなにか?ということを喜びもなく考えている面白みのないオンナになっちゃってます(爆)天国への道はまだまだ遠いです。

  3. ☆マスター、ほなら、いっしょに旅に出まっか~。
    ぼくはカーター、マスターはエドワードやね。
    ☆あきこさんなら、「人生の喜びとはなんぞや?」という質問に、かなり的確に答えられそうですね。朝な夕な、ずっとこれと格闘している様子ですから。ぼくもヒマだから、時々考えています。なにかおもしろい発見があったら、ぼくにも教えてね。

  4. こんにちは。
    「天国の門」はまだまだ先の門ですよ(笑)。人生のなが~い道のりを歩いているうちに「喜び」も見つかるかも・・・。
    「ちか道、より道、まわり道」
    時には寄り道したり、まわり道したり・・・。
    スプーンさんは、このブログでたくさんの人に「喜び」を与えているように思えるのですけど[E:happy01]。少なくとも、9時から男はそのひとりです[E:wink]。
    それでは・・。

  5. 9時から男さん、人はいつ死ぬか分からないものですよ。自分のことなのにね。 ヒヒヒヒ ←死神の笑い声で読むこと
    アウシュビッツでの体験を綴った、V・Eフランクル著「夜と霧」に、こんな話があります。訳がネットに転がってたので、拾ってきました。
    「テヘランの死」
    裕福で力のあるペルシア人が、召使いをしたがえて屋敷の庭をそぞろ歩いていた。すると、ふいに召使いが泣き出した。なんでも、今しがた死神とばったり出くわして脅されたと言うのだ。召使いは、すがるようにして主人に頼んだ、いちばん足の速い馬をおあたえください、それに乗って、テヘランまで逃げていこうと思います、今日の夕方までにテヘランにたどりつきたいと存じます。主人は召使いに馬をあたえ、召使いは一瀉千里に駆けていった。館に入ろうとすると、今度は主人が死神に会った。主人は死神に言った。
    「なぜわたしの召使いを驚かしたのだ、恐がらせたのだ」
    すると、死神は言った。
    「驚かしてなどいない。恐がらせたなどとんでもない。驚いたのはこっちだ。あの男にここで会うなんて。やつとは今夜、テヘランで会うことになっているのに」
    ぼくのまわりでは、すでに何人かの友人が岸の向こうに渡ってしまいました。いいやつばかりだったのが惜しまれます。ぼくもイイヤツなので、そう遠くないうちに渡って行くのではないでしょうか。ヒヒヒヒ

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