地上の風景をながめるのと、夜、星空をながめるのでは何が違うだろう。星空だって、風景の一部には違いないのだけど。たとえば昨日記事にしたアンドロメダ銀河は、230万光年もの彼方にあります。夏の夜空に輝いていた、あの織姫星(ベガ)まで25光年。光の速さで25年かかるってことは、つまり、現在夜空に輝いている織姫星は、本当にそこにある織姫星ではなく、25年前の織姫星なんですね。
わざわざ言うほどのことでもないけれど、星空を眺めることは、遠い過去を眺めることなんです。
写真は昨夜撮ったプレアデス星団。地球から400光年の距離にあるので、400年前の姿を眺めていることになります。
“たまには過去でも眺めてみるべぇ” への5件の返信
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いつの世にも、スプーンさんのような詩人はいたことでしょう。
星を見上げて、、、そしてつぶやく・・・
隣に女性がいれば、さらに上質なポエムを囁くことでしょう。。
そうそう。
夜空の星を見上げては、
「江戸時代にあの星から放たれた光を、
私は今見ているんやねぇ。。。(シミジミ)」
なんて思うことしばしばです。
☆fagenさん
星を見上げて、、、そしてつぶやく…
うーん、ぼくって、星菫派、かも。
fagenさんも、たまにはつぶやいてみれば?彼女に。
☆totto*さん
今度いっしょに、しっとりとロマンチックに星を眺めましょうよ。
でも、totto*さんって、突然
「あれが巨人の星じゃ」
とか、
「M78星雲って、どれ?」
なーんて言いだしそうだよな~。
このところこのページにお邪魔すると、スプーンさんの思いのこもった写真に見入ってしまいます。それぞれに印象を受けますが、どれも美しく情感の溢れた写真に思えます。そういう思いを受け止めることのできる性能がそのカメラにはあるのでしょう。
子供の頃暗い天空で形を初めて認識したのは北斗七星で、次がオリオンでした。オリオンは好きな正座です。冬ならその左にシリウスを含んだ巨大な三角形、そしてその右の方に輝くのが昴、プレアデス星団だということはその後に知りました。天空にただ存在している星々に、形と意味を与える、与えずにはいられないのは人間ですね。これからは夜空を見上げるのが嬉しい季節です。
ひまを見つけては写真を撮ってます。昨夜も2時ころまで月の写真を撮ってました。でも、なかなかうまく撮れません。写真が、どうしてこんなにおもしろいのか…われながら不思議です。もしかすると、手に入らないものの、せめて姿だけでも手元に置いておきたいとの切ない願いからかもしれません。というより、欲が深いんでしょうね(笑)
形と意味。形は、ぼくの研究テーマのひとつです。形って、いったい、何なんでしょうね。わかりません。理解はできないけど、感得はしてるように思います。だから名状できずにわだかまるんでしょう(笑)
同じ星を眺めつつ、言葉を交わさない。そういう交流って、星の王子っぽくてイイナ、なんて、最近思います。