最近のケータイの多機能ぶりには驚くばかりだ。ぼくのケータイにもイロイロ便利な機能が備わっているのだろうが、それらを使いこなすには、あの分厚いマニュアルを読まなくてはならない。びっしり書き込まれた小さな文字。次々に出現するチンプンカンプンなカタカナ単語。早い話が、読む気にならない。そういう人を想定してか、最近の電化製品には厚いマニュアルとは別に「かんたんマニュアル」とかいう薄い説明書が付いている。これはありがたい。(これさえ読まないけど)
ケータイ、パソコンをはじめ、複雑な道具には使用マニュアルが付いてくる。マニュアルを読まないことには、その道具の性能を十分に発揮させられないばかりか、壊しかねない。さて、ヒトにとって一番大切な道具はなんだろう。それは脳だと思う。脳は物質であり、目的を遂行するために論理的に組み立てられたハードウェアだ。ただし脳が稼動することで副次的に心が生じるのか、心という運転手を収容するために脳があるのかは分からない。そもそもその心も、即ち喜びや悲しみといった感情さえも、生命維持、種族繁栄という目的遂行にかかる、高度な判断を行う機能の一つでしかない、とも言われている。でも、そんなことはどうでもいい。われ思う、ゆえにわれあり、だ。そう思うしかない。脱線したけど、脳を一つの道具として捉えた場合、その使用マニュアルを読んでおくことはとても大切だと思う。先日F少年から借りた、池谷裕二著「脳はなにかと言い訳する」は、脳の使用マニュアル的な記事がてんこ盛りだ。たとえば、こんなことが書いてある。「努力しないで記憶力を高めるには」。一見、眉唾に思えるが、書いてあるとおりに実行すれば、ほんとに努力せずに記憶力を高めることができる。その理屈も説明してあるが、難しくないから、さっと読める。まさに、脳の「かんたんマニュアル」だ。
“かんたんマニュアル” への8件の返信
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おもしろそうな本ですね~。読んでみよう♪
同じ著者の「海馬」という本を読んだ事あります。(^^)
海馬っていくつになっても発達するんだとか。
体ってよく出来てますよね~。(^_^)
「海馬」もおもしろかったですよね。糸井重里との対談になってて、楽しく読めました。これだけ科学が発達してる現在でも、脳って、未解明な謎だらけ。今こうして、ねこみちさんのコメントを読んでいると、フッとねこみちさんの顔が浮かんでくる。これも脳のおかげ。脳ってすごい。とってもおもしろ~い。
ほんの1リットルの頭蓋骨の中に押し込んである脳のアーキテクチャを理解することは、宇宙を理解することにも匹敵するのかもしれない。しかし、ヒトは生まれてから周りのモノをからだというインターフェースを通して感じながら、ものすごいスピードで脳細胞を活性化、成長させていくことにより、脳のへヴィユーザーとなっていく。中身を理解することは困難だが、ある程度使うことはだれでもできる。まるで今のパソコンのようだ。しかし、パソコンは結局1と0だが、脳の中で起きていることは奇跡的なことなのかもしれない。
脳って、どうなっているんだろう。理解できない!
と、不思議がっているのは、ほかでもない、自分の脳なんですね。
これは喜劇的なことかもしれない。
私 取説は一応全部目を通して
機能の確認をするタイプ
なので携帯を変えたときは
一応必要な設定変更とか最初でやってしまいます
言い訳するのは脳ではなく
それはやっぱ私ですよ
脳は寡黙で忠実
願ったこと 望む事にしか動いてくれない
所詮ドライバー任せですよ
と そう思います
そのむかし、女性といえば機械にヨワイ、と相場が決まっていたものでしたが、うさぎさんをはじめ、最近の女性は機械に強いですね。おそらくこれは、ケータイが一役買ってるんだと思います。先日、女性ばかりの会に出席したとき、だれもがケータイを使いこなしているのにはビックリしました。
>言い訳するのは脳ではなく
>それはやっぱ私ですよ
>脳は寡黙で忠実
>願ったこと 望む事にしか動いてくれない
>所詮ドライバー任せですよ
この一文に、うさぎさんの人生観がよく表れてますね。
「いいわけすんな~!」という声が聞こえてきそう。
(男らしい)潔い生き方だと思いますがよ(笑)
多分携帯は女性の方が使いこなしてるはず
世の男性と扱いは同じ
小手先でチョイチョイと・・・
操作するの慣れてますからね
>(男らしい)潔い生き方だと思いますがよ(笑)
そうですね
ぜひ男らしくありたいと思います( ̄ー+ ̄)ニッ!
機械にマニュアルが要るように、オトコを扱うのにもマニュアルは必要だろうね。扱い方を知らないと、お互い、不幸になると思う。本能的にオトコの扱い方を知ってるオンナもいるのだろうけど。
ところで、今の男性は男らしい女性を求めているような気がするな。