冷たい風が吹きはじめるこの季節、羽根の破れたボロボロのカマキリを見かけることがある。おそらく産卵を済ませたメスだろう。この種族のメスが交尾中にオスを食べてしまうことはよく知られているが、ぼくはまだそれを見たことがない。女性に対して抱くセンチメンタルな想いが、こんなのを見たくらいで変質するとは思えないが、男としては極めて辛い光景だ。相手の男を生きたまま食べるのは種を残すために組み込まれた優先度の高いプログラム。彼女自身、なぜ自分がそうするのか分からずにやっていることなのだろう。見ようによっては無邪気というか、あどけない話だが、と、ここでヒトのメスがどうだという話に持っていく気はサラサラない。
“プログラム” への2件の返信
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>ここでヒトのメスがどうだという話に持っていく気はサラサラない。
その方がいいと思う。(爆)
そう、無邪気に残酷なふるまいをする天賦の才について話す気はサラサラないのです。(爆)