天気が良かったのでドライブを兼ねて山の上の美術館に行ってみた
鉄とガラスでできた何か
芸術と遊んでいる女の子
床に落としたおにぎりのようでもあるし、カキ氷のようでもある
係のオバちゃんが説明してくれない限り、これが石鹸だとはわからなかった。ヨッパライ某はすぐに分かったという
今回の展覧会はとても楽しかった、とヨッパライ某は言った。そりゃよかったね
昼食はいつものように東洋のナイアガラ横にある茶店で
芸術を見たせいで脳みそが疲れたのでウナギにした
発電所はまだ沈んでいなかった
秋なのに真夏のような日々が続いている。仕事を終え、店じまいをした後で父のところに寄ってみた。暑さでぶっ倒れてるかもしれないから。父は元気だった。帰ろうとすると、「洗濯機を見てくれないか、水が漏れるんだ」という。洗濯機の下に水たまりができていた。排水口にゴミが詰まってるんだろうと観察するが、異常はない。結局、洗濯機をひっくり返して中を見てみることになった。
排水パイプがゆるんでるんじゃないかと見当をつけて見てみるが、きっちりはまっていてびくともしない。本体を分解するのも面倒だし、専門家に任せることにした。たしか長期保証がついていたはずだが、と保証書をみると3年間の無料保証がついていた。売上日は2016年9月12日。今日は何日だっけ・・・9月13日。
残念ながら修理は有料だ。なんだか悔しいので、もう一度念入りにパイプを調べてみた。するとパイプの一部に小さな亀裂を発見!ここから排水が漏れていたのだ。父に、2~3日洗濯機が使えないけどいいかな?と聞くと「オレはすることがないから洗濯が唯一の楽しみなんだ」とさびしそうにいう。スマホを取り出し、近くの電気屋に電話した。何時まで開いてますか? 9時までです。時計は8時半を指していた。ぼくは車を飛ばし、排水パイプを買ってきた
どこか海の見えるところで昼食にしようと思った。たまには東に走り、太平洋に浮かんだ雲を眺めながら食べるのもいいな、と考えたが、夕方にヨッパライ某の歯医者の予約が入っていたのを思い出し、あきらめた。それまでに帰ってこれる自信がない
しかたがないので、いつものように東シナ海を眺めながら食事のできるところを探した。地図で海に面した店を探していくと、おもしろそうな店が見つかった。しかも月曜日も開いている。たどり着いてみると、なかなか素敵なロケーションだ。鉄条網に設置された監視カメラの放列が続く松林の林道を抜けると、そこは海。こんなところに食堂があるんだろうかと、キツネにつままれたような気分で見まわすと…あ、あった!
「左手にポツンと浜の茶屋」 読み人知らず
車をとめ、外に出ると、すごいトンボの大群。目の前が海なので、ここで堰き止められているのかもしれない
「蜻蛉の海には出でずここに群る」 山口誓子
とってもおいしかったです。特に焼き魚
帰りに小さな漁港に寄って廃墟などを見て回った。ここには凝縮された時間が微睡んでいる
冷たいものが食べたくなったので、港町にあるジャズ喫茶でシロクマ。とてもおいしかったです
楽しかった日曜日も終わりが近づいたようです
自然は驚きに満ちている。何を見ても不思議でしょうがない。まったくあきれ返るばかりだ。しかし、友人をはじめ周囲の人たちはそんなことを熱く語るぼくにあきれている。いわく、やれやれまたそんな話かよ、キミはほんとにロマンチストだね、と。
さっき、ネットをうろついてたら、ある本の案内文にこんな一節が紹介されていた。
「驚くべきことに驚けるのは、実は教養があるからです。知識豊富で教養豊かな人は、もうあまり驚くことがないのではないかと思うかもしれませんが、逆なのですね。知れば知るほど、心の底から驚くことができるのです。知識がないと、何がすごいのかわからない。ぴんとこない、ということになります。」
ほーらね、オレって教養豊かなのかもよ
人生も残り少なくなってきた。ふと、「そろそろ本気で生きなくちゃ」なんて思ったので、とりあえず人の書いた「人生論」でも読んで参考にしよう、というケチな考えが浮かんだ。というわけで熱帯雨林で一冊ぽちった
夏はまだ残っているだろうか
ずいぶん前、この門をくぐり、そのずっと先にある塔に上ったことがある。風が強く、とても眺めがよかった
ヨッパライ某がソフトクリームを買いに行ってる間、ぼくは遠くの雲を眺めていた。すると「車がこわれて動かないんです、見てもらえませんか」と、女の子が声をかけてきた。ソフトクリームのことが気になったが、きれいな女の子だったので見てみることにした
運転席に座り、ギヤを入れる。アクセルを踏むが動かない。でも、すぐに原因は分かった。ここに書くのも恥ずかしいくらい初歩的なミスだった。車から戻ると、溶けかけたソフトクリームを両手に持ってぼくを探しているヨッパライ某がいた
秋に咲いていそうな花がたくさん咲いていた