ロマンチストを撃つな!

せっかくの休日なのに朝から雨。雨の日のドライブも悪くないのだけど、今日はなんだか気分が乗らず、久しぶりに街に出ることにした。

レストランで昼食をとった後、映画館へ。どれでもよかったのだけど、アレサ・フランクリンのがおもしろそうだったのでこれにした。

映画館の近くで本を買った。倉橋由美子さん訳の星の王子さま。家に帰ってこの方の訳者あとがきを読んでびっくり。内藤濯さんや、ほかの方の訳でもずっと気になっていた、砂漠で出会ったキツネの返答

「おれ、あんたと遊べないよ。飼いならされちゃいないんだから」

が、クローズアップされており、かなりキビシイことが述べられている。王子さまから「いっしょに遊ぼう」って誘われた際にキツネがこう答えるのだけど、この「飼いならされる」という言葉がどうもしっくりこなくて長い間ずっともやもやしていたのです。以下抜粋


王子さまが一緒に遊ぼうといったときに、狐は、「君とは遊べない、自分はまだ飼いならされていないから(Je ne puis pas jouer avec toi, dit le renard. Je ne suis pas apprivoisé.)」といいます。
中略
狐は王子さまに「飼いならしてほしい」といいますが、これは、「自分を飼いならして愛人のような関係を結んでほしい」ということです。王子さまが自分の星で面倒をみていたという花も、実は同じような存在なのです。しかし、この花の愛人はなかなかわがままで要求が多いので、王子さまはついに嫌気がさして、彼女を捨て、彼女から逃れてほかの星を巡歴する旅に出た、ということです。王子さまを無邪気な天使のような子供だと思って読んでいると、あれあれ、これは男(もちろん大人)がよくやることだと気がついて、にやりとしそうになります。


ひえー!ロマンチストのぼくにはかなりシビアな解釈。きっとこれは訳者の誤解でしょう。でも今日みたいな雨の日にこういうのを読むと、かなり落ち込みます

鏡の向こうの疲れた男

風呂から上がって鏡に向かい、髪を乾かす。鏡の向こうに疲れた顔の男が立っている。ぼくは男に問いかけた。
お前の存在理由を言ってみろ。お前は何故に在るのか。

答える必要はない。
そう問わずにはいられないぼくこそがぼくなのだ。

インドの古い寺にはこういう格言が書いてあるという。
父を疑え、母を疑え。師を疑え。しかし、疑うおのれを疑うな。

落葉の季節

天気が良かったのでドライブに出かけた。
写真は火山湖に生えたラクウショウ

静かに沈没中

今回のドライブのテーマは「ナイアガラの茶店で鯉こくを」なのです

紅葉にぼんやり浸って体内時計をアジャスト。
だんな、もう冬ですぜ。夏はとっくに終わりました

seeker

わーい、明日は休みだぁ~~っ。てなわけで、ナベ。ビールで乾杯。

わーい、明日は休みだぁ~~っ。てなわけで、部屋で聞きたい音楽を聴く。

それにしてもこのジャケット、なんとも黙示的で見るたびに気分がリセットされる。

天気雨

4時過ぎ、店の外に出たらビルの隙間から虹が見えた。スマホをポケットに突っ込み、ビルの階段を駆け上った。

くもり空

朝起きたら9時を回っていた。コーヒーを飲んで少し頭が動き始めたころ、行きつけの花屋に寄って花を買い、墓地に向かった

小雨ぱらつく墓地を後にしたのがお昼頃。今日はいつもと違う用事があった。山を越えて海に向かう。途中、いつものようにコンビニでコーヒーを買い、それを持って砂浜をぶらついた。昼食はどこにしよう、とヨッパライ某に聞くと、テラス席のあるあそこ、というのでそこに向かった

デッキのアームチェアに深く腰掛け、メニューを広げたものの、注文するのはいつもタンドリーチキンとベーグルのセット。デザートは焼きリンゴのケーキとオレンジソーダ

帰りに近くの中国庭園に寄ってみた。雲が垂れ込めていたせいもあるが、静かすぎてなんだか気が滅入った