顔のDレンジ

今日の映画はおもしろくなかった。だからといって何一つ収穫がなかった、時間の無駄だった、というわけでもない。ヒーローの脇役として若い女優が出てる。顔はまずくないのだが、やたらうるさい。すぐに大声でがなりたてる。七色とは言わないが、せめて四色くらいの顔を持って欲しい。直球だけではつまらない。犬や猫にだっていろんな表情がある。

故障

先月末に購入したハイビジョンレコーダーに問題が見つかった。HDDに録画した番組をDVDにダビングしようとしたらできない。結局本体を交換することに。しかし、交換すると、これまでHDDに録画した番組が全部パァ。どうしても保存しておきたい番組が一つあったので、サービスマンに何とかしてくれとお願いした。「できるだけのことはやってみますが…」との事。ところでその大事な番組とは…
あの、英国製人形劇「サンダーバード」の第一話、初公開デジタルリマスター版というもの。くだらないといえばくだらない番組なんですが…
わかる人にはわかる話だと思うんです。

説明書

最近、いくつかの電化製品を買った。電化製品には取扱説明書がついてくる。最近の説明書はひどく分厚い。製品が高、多機能に進化してるからしょうがないんだろうけど、読むのが大変、覚えるのはもっと大変。さっき台所で変な音がするので調べたら、数日前交換した新しい冷蔵庫からだった。今度の冷蔵庫は自動で製氷し、ストックする。そのためには貯水タンクに水を貯めておかねばならない。それが空だったのでポンプが空転し、妙な音を発していたのだった。冷蔵庫が届いた日、台所の管理者に「説明書、ちゃんと読んでおいてね」と言付けたのだったが、聞いてみると「読んでないよ」というそっけない返事であった。

おつり

またお釣りを渡し忘れてしまった。
レジを打っている時にお客さんと話すと、忘れそうになる。
夕方いらっしゃった、初めての客さん。
5000円札を受け取り、1720円お釣りを渡すはずだった。
そこでおしゃべりしたので、お釣りを渡したか分からなくなった。
「ぼく、お釣りを渡しましたっけ」ときいた。
「ええ、いただきましたよ」と、にっこり。
「そうですか、レジを打ってるときにしゃべるとよく忘れるんですよ、アハハハ」
しかし、閉店後レジを締めると1720円多かった。

電気冷蔵庫はオーロラの夢を見るか

朝、冷蔵庫の牛乳をコップに注いだら、出てきたのはヨーグルトだった。そういえば数日前、パンを作るためにバターを切り出したら簡単に切れたので「変だな」と思ったのだった。家を建てたときに買った冷蔵庫。約10年使ったことになる。今、その寿命を緩やかにまっとうしようとしている。夜、冷凍室に入れておいたアイスモナカを食べた。融けかかっていたが型崩れすることなく、おいしく頂けた。最期まで懸命に主人に仕えようとする健気な姿勢が妙にうれしかった。明日、新しい冷蔵庫が来る。

プカプカ

今日は定休日で休み。昨夜は遅くまで映画を見てた。その映画はサッパリおもしろくなかった。9時過ぎ起床。朝から天気はいいのにモヤモヤな気分で朝を迎えた。モヤモヤはなかなか晴れず、4時までそれは続いた。ソファに横になってたら寝てしまった。夕方、屋上で缶ビールを開け、「オレの人生もそろそろ秋かな」と言うと、向かいでビールを飲んでたヨッパライ某が「アタシは今から夏なんだ」と言った。西のほうで、TVドラマ太陽にほえろ、に出てくるのとそっくりな真赤な夕日が沈んでいった。

第三日曜日

今日は第三日曜日。定休日。
しかし、5月の第三日曜日は、連休をたっぷりとるので開けることにしている。
でも、それを知っているお客様はまずいないと思う。
今日のお客様は3つのグループに分けることができた。
まず、一番多かったのが今日が第三日曜とは知らずにいらっしゃったお客様。
お店にいらっしゃるお客様のほとんどが常連の方なので、第三日曜が定休日であることは知っているハズ。
次に、休みと知っていたが「もしかすると開いてるかもしれない」と思って来てみたというお客様。
そしてホームページで確認していらしたお客様。
後で気づいたのだけど、各グループは、それぞれ共通する雰囲気を持つお客様で構成されていた。

もてるためのテクニック

今夜見た映画は、スティーブ・マックイーンの「華麗なる賭け」。
ストーリーはシンプルで、かつ、瞠目するシーンもほとんどない。
しかしぼくは大いに満足。スティーブ・マックイーンの演技がすばらしい。
目が口ほどに…いや、口以上にものをいう。
相手役はフェイ・ダナウェイだったが、彼女でなくとも、こんな目で見つめられたら…
そう、ぼくが女だったらコロリ、だな。
これはもう、マネをするしかない。
このテクニックをモノにすれば…フフフ

クルーニーの生尻

今宵もいつものようにホームシアター開演。映画館では始まりの合図にブザーがなる。このブザーの音は映画館には必須のように思う。そのうち買ってこなくては。で、今夜の演目はジョージクルーニー主演の「ソラリス」。タルコフスキーの「惑星ソラリス」のリメイク版だ。ソラリスのストーリーは学生のころから知っていて強い関心を持っていたのだが、今まで見る機会がなかった。今回はリメイク版だったけど、結果から言うと、おもしろかった。クリス(主役の名前)の亡き愛妻が彼の記憶を元にリアルに再生され、彼の眼前に現れる。
観終わって考えた。ぼくがクリスだったらどうするだろう。

悲しみよこんにちは

先月買った幻灯機は、毎夜稼動している。
今夜は、サガンの「悲しみよこんにちは」という古い映画を見た。
変な題名だ。ひねくれた印象を受ける。「悲しみよさようなら」ならわかる。
これならハッピーエンドの予感があって、ビールでも飲みながら観ようって気になる。
サガンはフランスの小説家だ。つまり、フランスだからあきらめるしかない。
予想通り、ハッピーエンドじゃなかったが、いい映画だった。