今日で5月が終わる。
5月はなぜか出費が多く、月末の預金残高を見てガクゼンとする。
毎年のことだから出費の原因をちゃんと調べればわかることなのに、あいかわらずドンブリ勘定でやってるから、ガクゼンとなる。
もちろん、「いやースリル満点、楽しいな」という楽天的な境地にはまだなれない。
つまらないプライド
今日は月曜日で休み。皇徳寺店の玄関の草花がクタビレてて、そろそろ取替え時だったので近くの園芸店に行って草花ではなく、木を買ってきた。これなら取り替える必要がない。大きくなったら、大きな鉢に移せばいいだけだ。苗といっしょに手ごろな鉢を買ってきて移植、完成。のはずだった。が、苗を鉢に入れているときに、ある誤りに気づいた。問題は鉢の形状にある。かっこよかったのでツボ状のものを買ったのだが、 これだと木の苗が大きくなって根が鉢いっぱいに張ったとき、苗を鉢から抜くことができない。
こんな簡単なことが分からなかったなんて…ぼくのプライドは傷ついた。すぐに普通の鉢を買いに行って植え替えた。だって、ツボ鉢を見るたびに自己嫌悪に陥りそう。このツボ鉢には、一年で枯れる野菜の苗を植えた。
洞窟
帰宅して食事が済むと、いつものように壁にスクリーンを下ろし、プロジェクターのスイッチを入れた。
今夜は映画ではなく、キューバの洞窟を探検するという科学番組を見た。
店でキューバのコーヒー豆を扱ってるせいで、なんとなく興味が湧いて録画しておいたのだった。
洞窟と言えば、やはりコウモリ。出るわ出るわ、これでもか!というくらいコウモリが出てくる。
そういえば映画インディジョーンズでもしつこくコウモリが出ていた。
こんな風に書くと、コウモリが嫌いと思われるかもしれないけど、
夕暮れ時、中空を飛び交うコウモリをぼんやり眺めながらビールを飲むのはトテモいいもんです。
ポスト
植物好き
植物を栽培するのが大好きなお客様がいる。
ぼくも植物が好きなので、話が合う。
「友人からもらった珍しい植物を刺木したら花が咲いたので、あげましょう」
と、わざわざ自宅に戻られ、持ってきてくださった。
なんでも、奄美大島に自生するランなんだそうだ。
ちょうどそこに奄美大島出身のお客様がいらっしゃって、話が盛り上がった。
蝋細工の髪飾りみたいな珍しい花が咲いていた。
新ポスト
屋根裏の壁
ハードディスクレコーダーには、なぜか電話線をつながないといけないらしい。
しかし、レコーダーを置いてる壁に電話線は来ていない。
しかたないので、天井裏経由で電話線を配線し、壁に出そうと考えた。
家に帰ってさっそく納戸を開け、天井裏を覗いてがっかり。コンクリートの仕切りが行く手をさえぎっている。
というわけで、次回、床下にもぐってみることになった。
ホーロー看板
九州西方海上に浮かぶ小さな島の住民全員が突如現れた巨大な鳥の餌食になった。映し出される事件現場の映像。無残に破壊された港周辺の民家や商店。民家の板壁にオロナミンCのホーロー看板が見える。
「これは大変なことになった」
ホーロー看板を見ながらぼくは不安になった。
今夜の映画は「ガメラ大怪獣空中決戦」。人の脳は目で見たものを信じようとする癖がある。
冒頭、民家の板壁にオロナミンCのホーロー看板を見つけたぼくの脳は、この物語にディテールの正確さを見出した。
ところが巨大なカメが現れ、口から火を吹き、空を飛ぶ。ぼくの脳はあまりの理不尽さに葛藤を強いられてしまう。
ウインドウズならフリーズするところだ。
田舎情緒
今日は定休日で休み。
朝から南薩方面へドライブ。
山を一つ越えて1時間も走ると、東シナ海に出る。
ちょうどお昼になったので、笠沙にある魚料理の店に入った。
座敷で注文した料理を待っていると、4、5人のお年寄りのグループが入ってきて隣のテーブルに陣取った。
ついたて越しに、ひなびたバアさん達の声が聞こえてくる。どうしたわけか下剤の話で真剣に盛り上がっている。
年寄り同士ならではの奇妙な会話。こういうのも近頃の田舎情緒の一つであろうか。
ぼくは、街でこの価格では味わえないだろう、地魚の刺身に舌鼓を打ちながら考えた。
やっぱり
今日は日曜日。思ったとおり、今日のお客さんはユニークな方が多かった。
しかし、みな日本人。
今夜見た映画はアメリカ映画「白いカラス」。アンソニーホプキンスをはじめ、いい役者が揃っていて楽しめた。
テーマの根底を流れてるのは人種問題。アタマでわかっていても、この手の問題は体で理解できない。
世界は広い。