バイク少年がやってきた雨の午後、
写真を撮って、その場で見せると、
これ、遺影にいいね
というので、
じゃあ辞世の句を写真に添えておきましょう、何かいいのがありますか?
というと、ちょっと首をひねり、
ふりむくな
ふりむくな
うしろには夢はない
と言った。
後でネットで調べてみると
寺山修司の「さらばハイセイコー」という詩の一節であることがわかった
とっくに夜は明けているのだが遮光カーテンのおかげで部屋は暗い。時計は10時を指そうとしていた。まだ寝ていたかったが貴重な休日なので起きることにした。今日は祝日だし天気も悪そうなので、どこかに出かけようなんて気分にならない
昼食はアベックラーメンで冷やし中華を作ることにした。毎年夏が来るとこれを作る。家族には大好評だ
今夜からまた雨が降るというので、二階のベランダの排水溝の掃除などをした。この作業を怠るとひどい雨漏りに見舞われることがある
3時過ぎ、屋上に出てヨッパライ某と雲を見ながらアイスクリームを食べた。暑いのですぐドロドロ。でもアイスクリームは融け出すころが一番うまいのだ
午後7時。暮れなずむ屋上のベンチに腰掛け、遠くに湧き上がる怪獣のような入道雲を眺めながら缶ビールを開ける。ぼくはプレミアムモルツ、ヨッパライ某はオリオン。何を選ぶかで人生は変わっていく
そろそろあの黄色い花が咲く頃だ、ってことで雨の中を南に走った
途中、ペンキのハゲた赤いポストがある小さなイタリアンレストランに寄って昼食にした
今日は火曜日なので、カツオの町にある美術館が開いてるだろうと思って行ってみたら、写真展「海への旅」の開催準備のため臨時休館、とのこと
何か見えやしないかと思って海が見える展望台にのぼってみた
目的の場所に着いた
この記念碑の横にハマボウが植えてあって、それが咲くのを楽しみにしている
海の横の美術館の屋上から見た海。湿度が高く、もやがかかっていた
ハマボウの群落がある河口
河川敷に降りてみたかったが、近くで橋の架け替え工事をやっていたのであきらめた
道の駅に寄ってバジルの苗を買い、ソフトクリームを食べた