あの夜にサヨナラ

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数日前、夜中に足がつって、悲惨な思いをしているという記事を書いたところ、さっそく次のようなコメントを頂いた。
>寝ているときに
>いきなり攣って目が覚めることありました
>カルシウム不足か何か・・・だったような。
カルシウム不足!!
ぼくはこのコメントを読んだ瞬間、まるで天井の電球を取り替えているときに誤って100Vに触れてしまってイスから転げ落ちそうになったような激しいショックを受けた。ぼくは某F少年から借りた某ベストセラー健康本にしたがって、一年以上前から、大好きな牛乳を断っていたのである。そう、ぼくの体にはカルシウムが不足していたのだ。と、いうわけで、さっそくカルシウムを補うべく、いきなり牛乳を飲むのも気が引けたので某スキムミルクを買ってきて今日から飲みはじめたのだった。
ふっ、これで足がつる悲惨な夜ともおサラバだ。
 フフフフ、ハハハハ、ワーッハッハー

悲しきナルシスト

今日は休みだったので朝からジャージを着て庭仕事をした。このジャージは先日もらったもので、ズボンが長すぎたため、すそを折り曲げてはいている。(ナルシストのオレには実に辛い姿なのだ)ぼくは庭にかがみ込んで、植木鉢から草花を取り出す作業をしていた。すると、たくし上げたジャージのソデが手のひらまでストンと落ちて泥がついた。ぼくは手のひらのソデをしばらく見つめていた。ズボンだけじゃなく、上着も大きかったのである。最近、計ってないが、ぼくの身長は177。ジャージのサイズはL。サイズが合わないはずはない。まてよ… も、もしかしてオレは縮んだのかも(たらー)。子どもの頃はよかった。すぐに体が大きくなって服が小さくなったものだ。しかしこれからは違う。小さくなるのは体のほうなのだ。(ナルシストのオレには実に辛い話だ)

夜風

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手が冷たくて気がついた。外に出て遠くを見ていた。中身のないぼくは風が吹くたびに揺れていた。

春の土曜日

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朝、ウィークエンドサンシャインをカーラジオで聞きながら店に向かった。信号が次々に青に変わって、ぼくを通してくれる。ふだんは30分以上かかる道のりを、10分で走りきった。土曜の朝の信号は眠り足りた女性のようにやさしい。珈琲をたくさん焼いて、仕事の合間に駐車場の桃の花の写真を撮った。午後、南の島に行ってたお客さんから、今は南の島に住んでいるR君から預かったという、変な土産を受け取った。
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真夜中に

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ここ数日、真夜中に足がつって、目が覚める。
真夜中に足がつったことのない人にはこの苦しさは分からないだろう。皆さんもぜひ経験してみて欲しい。

チベット騒乱と…

田中宇の国際ニュース解説というHPの18日の記事、「ドルの崩壊が近い」のまん中あたりに次のような記述がある。以下引用
▼チベット騒乱と中国のドル離れ
 もう一つのドルペッグ大国である中国では、先週からチベットで騒乱(自治要求運動)が起きている。中国は今夏の北京オリンピックを成功させ、欧米中心の国際社会の中で大国として認めてもらおうとする戦略をとっているが、チベット人は北京五輪の5カ月前という今のタイミングで騒乱を起こし、欧米日にもともと多かった反中国的な世論を喚起して、欧米を五輪ボイコットまで引っ張っていこうとしている。
 チベット人による独立・自治拡大要求の運動は、中国共産党が政権を取った直後の1950年代から、冷戦の一環として米英の諜報機関が亡命チベット人を支援して持続させている、米英の諜報作戦でもある。その歴史から考えて、今回の騒乱も、北京五輪を成功させて大国になっていこうとする中国政府の戦略を壊そうとする、米英諜報機関の支援・扇動を受けて行われている可能性が大きい。
(アメリカでは「多極主義者」と「米英中心主義者」が暗闘しているという私独自の図式から見ると、五輪の選定会で北京を勝たせたのは多極主義者であり、五輪を潰すために「これが最後のチャンスだ」と言ってチベット人の運動を扇動したのは米英中心主義者である)
 チベットの騒乱が今後どこまで拡大するかわからないが、もし国際的な五輪ボイコットに発展した場合、中国は面子を激しく潰され、絶望する。すでに中国のテレビでは、チベット族の暴徒が、ラサの漢民族の商店を破壊する映像が繰り返し放映され「勤勉な漢民族をねたむ一部のチベット族が暴動を起こしている」という図式が、中国人の大半を占める漢民族の頭の中にインプットされている。騒乱での死者の多くも、チベット族に殺された漢族であるとされている。
 やがて中国の世論は「米英がチベット族を扇動して暴動を起こし、北京五輪を潰そうとしている」という見方になる。最終的に五輪がボイコットされた場合、中国の世論は反欧米の方に傾き、ロシアと似た反米ナショナリズムが席巻する。
 従来の中国は、親欧米を保ち、欧米に認められて大国になろうとしてきた。プーチンのロシアは、中露の安保組織である「上海協力機構」などを通じて、中国をロシアと結託した反欧米の方向に持っていこうとしてきたが、中国はロシアの画策には乗りたがらなかった。しかし、チベットの騒乱が五輪失敗につながり、中国政府が親欧米を保った大国化の戦略に見切りをつけたら、その後の中国はロシアと結束し、反欧米の色彩を強めるだろう。
 以前なら、中国とロシアが組んでも大した影響はなかったが、今は違う。中国・ロシア・中東産油国が、世界の富のかなりの部分を握るようになり、しかもアメリカはドル崩壊と金融危機で急速に経済力を減退させている中で、中露が結束し、そこにGCCとイラン、ベネズエラなどの産油国が加勢したら、欧米中心の世界は終わり、覇権は非米諸国の間で多極化する事態になる。
 日本人の多くは中国が嫌いなので、チベット騒乱で北京五輪が失敗したら「ざまあみろ」と思うだろう。しかし、実はそれは自滅的な間違いである。北京五輪の失敗は、中国をドルから自立させて、ドルの崩壊、ひいてはアメリカの覇権崩壊を早めることにつながる。中東大戦争が起きた場合のGCCの反応と同じで、中国に関しても、米中政治対立が通貨のドル離れを引き起こす。ドル崩壊でアメリカは弱体化してアジアから撤退し、日本は唯一絶対の後ろ盾を失い、中国に頭を下げて友好国にしてもらうか、自閉的に衰弱をしのびつつ鎖国するしかなくなる。
        ———– ここまで ———–
また、極東ブログというブログは20日の記事で次のように書いている。というか、こちらの記事は、全部引用することになりそうなので、時間のある方は読んでみてください(汗)

バベルの花

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駐車場の桃の木には、赤い花と、白い花と、赤白まだらの花が咲くが、それぞれ群れをなしていて、ひとつの枝にとなり同士で咲くことは、まずない。それはなぜか。ぼくはこう思った。つまり、赤と白とまだらは互いに言語が通じないのである。バベルの塔と同じ理由なのだ。しかし、一箇所だけ、ひとつの枝に赤い花と白い花がとなり同士で咲いていた。ぼくはその理由をコーヒーを飲みながら考えてみた。コーヒーを飲み終わったとき、ぼくは次の答えを得ていた。
二人は恋人同士である。
「愛に言葉は要らない」のだ。
ところで、こんな本が売れているような気がする。それには、例えばこんなことが書いてある。かもしれない。
「人を好きになることが最強のエンターテイメントだ」

三分咲き

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雨が止んだので、駐車場に咲きはじめた桃を見に行った。ティッシュのような花びらが風に震えている。花はひらき、すぐに散っていく。桃を眺めながらふと思った。去年の今頃、ぼくは何を悩んでいただろう。ぼくはいつも何かを悩んでいないと気がすまない。
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雨の水曜日

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ぼくは間違って自動操縦モードで起きてしまった。ぼくはまだ眠っている。深い眠りに落ちている。春は信じられないくらい、よく眠る。ぼくは眠ったまま仕事を始めてしまった。ルーチンワークだから補助回路で事足りてしまう。でも、そろそろ起こさなくてはいけない。ぼくはどこへ行ったのだろう。ぼくを呼び寄せるために音楽をかけてみる。荒井由美のひこうき雲。曲は終わり、しばらく待つが、帰ってこない。どうやら遠くに行ってしまったらしい。よくあることだし、気にしない。